自動着色で色塗り工夫してみよう。2023年版。
自分の絵を誰か代わりに塗ってくれないだろうか。
2023年。相変わらず私は色塗りのセンスは「アレ」な感じで創作活動をしております。
壊滅的センスからは若干成長はしてると思いたいですが、壊滅でないだけなので。破壊はされてる。
が、昨今は「オートカラーリング」、「自動着色機能」というものがあるとのこと。
これなら「自分が選ばない色まぜ、使い方してくれるから色々参考にもなるんじゃないだろうか」と思いましてどんだけできるのか試してみました。
↓用意した線画と、参考として自分の現在の着色はこちらです↓
今回自動着色を試したのは以下のソフト・サイトです
ibisPaintX (フィルター・自動着色)
CLIPStudioPaint(編集・自動着色)
Petalica Paint(オンライン)
ibisPaintX
ぼかして色混ぜするテイストになります。自動着色よりは、手動で色指定をしてぼかしていく感じ。
CLIPStudioPaint
線画領域にたいして反応して、グラデーションマップ作るようなテイストになります。
全自動着色よりは、ヒント色レイヤー作って着色してもらった方が自然な感じになります。
Petalica Paint(ぺたりか ぺいんと)
公式リンク
線画自動着色サービス petalicapaint
3つのテイストが選べます。私としては、このペタリカペイントが塗ってくれた色が好きです。
元の絵+三つのソフトで比べてみました。
自動着色した後、元絵に1レイヤーとして追加して、調整してみました。↓
ibisPaintXとpetalicapaintはWeb公開ならOKかな?というくらいでした。自動着色後に境界線にジャギーみたいなのが入っているので、印刷用に使うには工夫が必要かと思われます。
CLIPStudioPaintは不自然なジャギーとかは入らなかったです。
~番外編~PhotoshopElements 2021 (白黒写真をカラーにする機能)
参考リンク
Adobe 写真を自動的にカラー化
画質調整>白黒をカラーに
というメニューであえてグレースケールにした元絵を無理やりカラー化することはできるのかちょっとだけやってみました。
最後に。自動着色は未来のあなたのフルカラー漫画を生むかもしれないよ
おもしろい記事があったので↓
プレスリリース・ニュースリリース配信サービスのPR TIMES
ピクシブとPFN、AI技術によるマンガの自動着色サービス「Petalica Paint for Manga」を法人向けに試験提供開始
記事初出:2021年5月28日
「Webtoon」「タテコミ」「スマートフォンでの漫画閲覧」について書いてもあるのですが、フルカラー漫画の需要供給上がってきてるんですね。私もいずれフルカラー漫画出せるようになりたいと思いました。
ただ、漫画フルカラーって、すごい作業コストあるのは確かなんですよね。デジタルで着色できるようになってだいぶ楽にはなったのですが、それでも昨今の漫画アプリの発刊ペースになると作品でチーム組まないと無理というか。
ある程度自動着色に任せられるクオリティになったら、ネタ出しして、3Dモデル配置して自動描画、自動着色…なんて、「絵が描けなくても魅力的な漫画が作れる」なんてのが普通になってたりするかもしれませんね。
それにしても検証用とはいえ、文字入れしたセリフのせいで「宿題忘れた!」って何度も言わせるはめになってしまった。
皆さんは宿題忘れたらだめだよー。