自動着色で色塗り工夫してみよう。2023年版。

2023年3月20日

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自分の絵を誰か代わりに塗ってくれないだろうか。

2023年。相変わらず私は色塗りのセンスは「アレ」な感じで創作活動をしております。
壊滅的センスからは若干成長はしてると思いたいですが、壊滅でないだけなので。破壊はされてる。
が、昨今は「オートカラーリング」、「自動着色機能」というものがあるとのこと。
これなら「自分が選ばない色まぜ、使い方してくれるから色々参考にもなるんじゃないだろうか」と思いましてどんだけできるのか試してみました。

↓用意した線画と、参考として自分の現在の着色はこちらです↓

iPadのibisPaintXで線引き、着色しました。

今回自動着色を試したのは以下のソフト・サイトです

ibisPaintX (フィルター・自動着色)
CLIPStudioPaint(編集・自動着色)
Petalica Paint(オンライン)

ibisPaintX

参考リンク
ibisPaintお絵かき講座124. フィルター (人工知能):自動色塗り

ぼかして色混ぜするテイストになります。自動着色よりは、手動で色指定をしてぼかしていく感じ。

自動着色のみだとこんな感じになりました。

CLIPStudioPaint

参考リンク 
clipstudio Tips 自動彩色を活用した着色

線画領域にたいして反応して、グラデーションマップ作るようなテイストになります。

線画に対して領域判定してその中を塗る、という感じでした。

全自動着色よりは、ヒント色レイヤー作って着色してもらった方が自然な感じになります。

ふんわり系になりますね。

Petalica Paint(ぺたりか ぺいんと)

公式リンク
線画自動着色サービス petalicapaint

3つのテイストが選べます。私としては、このペタリカペイントが塗ってくれた色が好きです。

画像サイズはWeb公開用の解像度になるので、印刷向きではないです。

元の絵+三つのソフトで比べてみました。

自動着色した後、元絵に1レイヤーとして追加して、調整してみました。↓

私個人としては
Petalica Paintの「かんな」みたいな着色が好みです。こういう風に塗れるようになりたい。

ibisPaintXとpetalicapaintはWeb公開ならOKかな?というくらいでした。自動着色後に境界線にジャギーみたいなのが入っているので、印刷用に使うには工夫が必要かと思われます。
CLIPStudioPaintは不自然なジャギーとかは入らなかったです。

~番外編~PhotoshopElements 2021 (白黒写真をカラーにする機能)

参考リンク
Adobe 写真を自動的にカラー化

画質調整>白黒をカラーに
というメニューであえてグレースケールにした元絵を無理やりカラー化することはできるのかちょっとだけやってみました。

なんか不思議な感じになりました。
今回はセピア色がきつめに入ってきました。

最後に。自動着色は未来のあなたのフルカラー漫画を生むかもしれないよ

おもしろい記事があったので↓

プレスリリース・ニュースリリース配信サービスのPR TIMES
ピクシブとPFN、AI技術によるマンガの自動着色サービス「Petalica Paint for Manga」を法人向けに試験提供開始
記事初出:2021年5月28日

「Webtoon」「タテコミ」「スマートフォンでの漫画閲覧」について書いてもあるのですが、フルカラー漫画の需要供給上がってきてるんですね。私もいずれフルカラー漫画出せるようになりたいと思いました。

ただ、漫画フルカラーって、すごい作業コストあるのは確かなんですよね。デジタルで着色できるようになってだいぶ楽にはなったのですが、それでも昨今の漫画アプリの発刊ペースになると作品でチーム組まないと無理というか。
ある程度自動着色に任せられるクオリティになったら、ネタ出しして、3Dモデル配置して自動描画、自動着色…なんて、「絵が描けなくても魅力的な漫画が作れる」なんてのが普通になってたりするかもしれませんね。

それにしても検証用とはいえ、文字入れしたセリフのせいで「宿題忘れた!」って何度も言わせるはめになってしまった。
皆さんは宿題忘れたらだめだよー。

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