無料ツール・ジャンプペイント(JUMPPAINT)で漫画を描く
メディバンペイントという無料のお絵かきソフトがあるんですが、そのメディバンが「集英社ジャンプ」と連携して投稿用もすぐできる「ジャンプPAINT」というのを用意してます。
最近知ったのでお試しで漫画作成してみました。
製作環境はパソコンWindows10、板タブです。
無料ツール ジャンプペイント
ジャンプ編集部による描き方講座や、ジャンプ作家による極意も満載!!
「ジャンプPAINT」から夢のマンガ家デビューへ!!
https://medibangpaint.com/jumppaint/公式動画
本家メディバンペイントと何が違うの?
絵を描く機能については「ほぼ同じ」ですが、ツールから投稿連携してるところが違うのと、ダウンロードできる素材に若干の差があります。



できた作品は「ジャンプルーキー」アカウントと連携あるので、すぐ投稿できる、という特典もあります。
初心者でも白黒漫画を描ける!
メディバンペイントと絵を描く機能はほぼ一緒なので
以下2点の解説さえ押さえてれば白黒漫画がすぐ描けます。
↓
その1
マンガを描こう
https://medibangpaint.com/use/2015/04/illustmanga1-1/
マンガを描いたことがない・・・。
そんな人に送る、はじめてのメディバンペイント 初心者向け マンガの描き方講座です。
その2
1bitレイヤー・8bitレイヤーのおすすめの使い方
https://medibangpaint.com/use/2020/01/recommended-usage-of-1bit-layer-and-8bit-layer/
さらに覚えておくと作業がはかどるメモ
必要最低限これだけオプションで覚えておけば後はメニューボタンから何とかなる。
「解像度はモノクロ2値600dpi以上」
「アンチエイリアスは全部オフ」
で、私がジャンプペイントで漫画かいたらどうなったの?
今回はコマ割り・ペン入れからジャンプペイントで挑戦してみました。
さすがに下書きはアナログでやりたかったのでシャープペンシルでザッザカかいてスキャンしてます。

作画環境やブラシ素材設定の保存はクラウド上に行います。

注意したいのが、この作画環境はジャンプペイントのみでのバックアップになるので、ジャンプペイントで保存した設定を本家メディバンペイントへ持っていくことはできませんし、逆もできません。機能は同じだが、ソフトとしては別、という認識で使ってください。
…って、私はメディバンもジャンプペイントも両方パソコンに入れて検証しただけなので、ジャンプペイント入れてる人は基本メディバンも入れる必要はないかな。

ジャギーないですね。
というわけで完成です。背景はメディバンの素材使ったんですけどね、手探りで1枚描くのに1日がかりでした…。
描き終えての感想
私個人としては、人物のペン入れはアナログでしたほうがまだまだ速く終わると思いました(笑)
最近ようやく気が付いたのですが、筆圧のかけ方って、デジ絵はソフトごとに違いますよね。
板タブという道具を用意しても、筆圧や線の出し方調整はソフト側で何とかしなければという。難しいですね。
あと、このソフト、漫画やイラスト描くだけなら動作軽めです。パソコンのスペックWindows10で実装メモリ(RAM)8GBあれば必要十分は動きます。イラストや漫画ササっと書いてネットにアップしたいなーって人にはいいですよ。
ジャンプペイント(メディバンペイント)の機能ってCLIPStudioPaintの代わりになるの?
セルシスのCLIPStudioと比べると、選択範囲を作ったときの境界線の精度が粗めかなーと思う。選択した範囲の境界線引く機能とか線画抽出はCLIPStudioPaintのほうが上手。
もっと言うとアナログ線取り込みをする人だと調整レイヤーが少なめなのでメディバンだけで作業は厳しい。せめてGIMPで線画取り込み後の画像調整してからメディバンにもっていかないと無理かな。
でもスクリーントーン貼り放題ですし、無料でデジ絵・デジ漫画作成をここまでできればなかなかかと。